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場  所
日本 東北4大祭り 8/2〜9
8月2日(土)
大阪より青森 弘前へ

7月1日より運行開始された全日空の伊丹−青森を利用、21時前に青森着 (2406)。旅行手配をかけたのが数ヶ月前だった為、青森のホテルは取れず,弘前へ。空港よりバスで約1時間弘前へ移動。駅から歩いて20分(これは少し不便)やっと宿泊地に到着。しかし、それにしても 蒸し暑い!!大阪より暑いのでは.....

8月3日(日)
青森観光・ねぶた祭り

弘前から青森、そして4日は弘前から秋田へJRで移動なので、全行程をカバー出来る二日間五能線フリーパスを購入 し、早速青森へ移動。 夜の祭りまで青森市内を観光、先ずは青森が生んだ世界に誇る版画家 棟方志功記念館 へ,自ら版画ではなく、板画と宣言。左目失明の為か、板に顔を寄せ付けて、板の声を聞いて掘り続ける制作風景には圧倒されました。 次に訪れたのは縄文時代の大規模集落が発掘された三内丸山遺跡 , 県営野球場建設予定地だったのが大規模な集落跡と分かり、野球場は中止になった経緯有り。 集落跡を忠実に復元した普通サイズや大型の竪穴式住居,高床式倉庫、六本柱建物、石器,土器等々今から4-5,000年前縄文時代の青森県にこれだけ大規模な集落が存在していたと言うのは驚きでした。 さあ、いよいよねぶた祭り!!事前購入した観覧席に着席し 各地域,団体、企業などが1年かけて制作した山車燈籠を練習した笛、太鼓を打ちラッセラーの掛け声と共に練り歩き。照明に照らされた大きな燈籠が観覧席に向かって迫ってくる迫力は見応え有り!!大きな燈籠の下で左右に動かすのも重労働ですね。 翌、4日弘前でのねぷたで事故が発生,恐らく雨の影響かも知れませんが痛ましい事でした。



青森 ねぶた祭りの動画が出来ました!


 
8月4日(月)
五能線で弘前から秋田へ

お祭りとは別に今回の旅行で楽しみにしていた,五能線リゾートしらかみ青池に乗車。奥羽本線なら2時間で移動出来る所を倍近くかけて、秋田まで。日本海・白神山地を掛けていく五能線に乗車し素晴らしい景色や車内での津軽三味線の実演、千畳敷での途中下車など楽しい電車の旅でした。 秋田に到着。夜の祭りの前に竿燈妙技を拝見・各グループの競技者が高さ12m, 46個の提灯、重さ50kgの竿燈を平手、額、肩そして腰に下げてバランスを保つ妙技を披露。

8月5日(火)
竿燈祭り

さあ、いよいよ本番5日(火)夜、ねぷた同様事前に購入した観覧席でじっくり拝見。五穀豊穣の願いを込めた稲穂を表す竿燈の提灯46個にろうそくの火が灯り開始。笛と太鼓とワッショイワッショイの掛け声で竿燈の妙技を披露。 中にはバランスを崩して横倒しになり、提灯も壊れる竿燈も有りました。(提灯一個の修理費¥6,500との事) 秋田でも市内での宿泊が出来ず、二駅離れた上飯島の旅館。ここも外れでしたね。そして、秋田も暑かった。東北なのでもっと涼しいと思っていたのに....



秋田 竿燈祭りの動画が出来ました!


 
8月6日(水)
こまち新幹線で仙台へ

秋田新幹線 こまち18号 で仙台へ移動。 到着後は勝手知ったる牛タン通りの善治郎で牛タン定食 、一ヶ月半振りの牛タン、とにかくぶ厚く美味い!! 仙台と山形は駅前のホテルが取れたので荷物を置いてさっそく七夕祭りへ、青森や秋田の祭りとは違い、ここは七夕通りにそれぞれ装飾の凝った七夕飾りをを通りに飾って観光客がそれを見て楽しむお祭り。

8月7日(木)
仙山線で山形へ

四つ目の花笠祭り見学の為、仙山線で山形へ、夜のお祭りまで山形城跡 文翔館(昔の県庁跡) を観光。 さぁ、花笠踊りの通りへ!!しかし反対方向に歩く観光客の多さに?疑問を感じつつ移動し交通整理の方に問い合わせると、雨だけではなく雷も発生したので23年振りに中止が決定されたとの事。参加予定の踊り子さんも残念、ちょっと観光客の為に踊ってくれました。 花笠祭りだけは残念でしたが、それぞれ歴史と郷土愛あふれるお祭り を十分楽しむ事が出来ました。

8月8日(金)
山寺 立石寺 経由で 作並温泉

山形を出る前に 最上良光(もがみ よしあき)歴史館 。江戸時代5番目の石高である57万石の大名 関ヶ原の戦いと同じ時に上杉と出羽の戦いで圧倒的な劣勢の最上軍が関ヶ原で徳川が勝った報を受け上杉軍が撤退し、家康側に着いた最上家が大大名に。しかし最上良光の娘駒姫が豊臣秀頼に15歳で嫁ぎ、秀頼に顔合わす事も出来ず夏の陣で秀頼が殺され親戚一同も自害。駒姫も嫁いだと言う理由で殺され、良光の奥方が駒姫の悲運を嘆いて自害した..と言った話を聞かせてもらいました。黒田官兵衛と同い年、最上家は良充の後、後継者争い等で最後は5,000石まで減らされ改易となり2代で取りつぶし。お名前を聞くのを忘れましたが、歴史館のガイドの方の良く分かる案内に感嘆。時間あるなら是非とのお薦めで、次に向かったのは 仙山線の山寺 立石寺.(りっしゃくじ) 山寺の駅から立石寺を見上げた写真 右上にかすかに見える立石寺まで登りました。 平安時代初期に創建された天台宗の寺院 登山口から奥の院まで1,050段の階段は結構キツかった。 1689年旅の途中に松尾芭蕉が訪れ。後に奥の細道に記載 ,当地で名句「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」を詠んでおり,門人達がその句碑を1853年に建立 汗だくになった後、作並温泉に移動。駅到着時はどしゃ降りの雨。折角の露天風呂である天然岩風呂に入るも、渓流美を楽しむどころではなく、茶色に濁った濁流の勢いが早く、早々に引き上げてしまったのが残念でした。

8月9日(土)
仙台より大阪へ

帰りは仙台空港よりピーチ航空で関空へ。台風の影響で欠航が危ぶまれたものの1時間程度の遅れで無事戻れました。


台風11号が近づき,日本海に停滞していた低気圧も刺激され、雨にも打たれ花笠祭りはみれませんでしたが東北の伝統ある祭りの継承に地元の方々が頑張っておられるのを実感出来た旅行でした。 青森・秋田のホテル(旅館)はもう少し早めに予約しておれば良かったと少し反省していますが これだけ楽しんで大手ツアーの半額程度で旅行出来ました。 これで東北祭りも経験者として良きアドバイスが出来ると思います。
 
 
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