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場  所
日本 小笠原諸島:1度は行って見たい処!!として常に上位にランクされる小笠原諸島。昨年7月就航した新おがさわら丸(11,035トン)で以前より1時間半程短縮出来たものの約1,000キロを24時間かかる父島は遠いです。 船中2泊、現地3泊の5泊6日が通常必要日数だけにどうしても簡単には行けない世界自然遺産の地ですが、今回年に1度の変則スケジュール船中2泊、現地1泊の3泊4日で旅行会社やメディァ対象のツアーに参加し訪問。 一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島だけに独自の進化を遂げた希少な固有種が美しい大自然の中で残っており、必見に値する体験でした。
1日目
小笠原諸島

竹芝桟橋で乗船手続きを終え 11時出航 東京湾を出た辺りから生憎の強風で波が高く,大揺れ。殆どの方が船内での夕食を断念する程の船酔いを経験。


2日目
小笠原諸島

ほぼ定刻通り翌朝11:00に父島着 しかしこの日も強風の名残が有り、予定していた海ツアーはキャンセルされた為、島内観光ツアーに変更。二見港前の湾岸通りが街の中心地。 あの黒船のペリー提督が下田港に着く一ヶ月前1853年6月に父島に来て小笠原の占領及びアメリカの領土と主張し,将来日本本土占領した際に父島を基地として貯炭場建設の為の土地まで購入した記録が残っているそうです。 マイクロバスで島内観光をスタート 先ずは父島西側の海を望むウェザーステーション展望台へ 次の北側の宮の浜釣浜展望台に移動し,北側の海を望む。 この時期ザトウクジラが見れるとの案内で潮吹きのブローを見ようと海面を注視。 道中、タコの足のように気根をひろげるタコノキ や花の色が紅より黄色に変わるテリハハマボウ や葉痕が円の中に逆さ八の字の模様に見える大型の木性シダ マルハチ と言った固有種の植物を観察。 固有種の植物や100羽しかいないアカガシラカラスハトがノネコやノヤギ によって荒らされるのを防ぐ柵を設置しているようです。 島内観光を終え、夕食前におがさわら丸内を見学。ペット用の部屋 一等室 特等室利用客専用ラウンジ 操舵室



3日目
小笠原諸島
大村地区の民宿ささもとで朝食と美味しいコーヒーを頂き、小笠原ツーリストの 佐藤様の案内で森・山ツアーに参加者4名と言う少人数でしたが、中味の濃い森の散策や山登りを体験出来ました。扇浦海岸から山の方に移動し、桑の木山入口より通称 結(ゆい)の道を散策。 珍しいムニンシラガゴケやミドリゴケ やマルハチ 更には巨大ガジュマルの中に入る冒険も出来ました。 戦時中の遺品 もそのまま残されてます。次に笠山へ移動。森林生態系を保護する為にガイド付きの 登山を小石で管理しています 100m少しの低い山ですが 結構キツい傾斜を登った山頂では360度見渡せる絶景!! 座礁した船がそのまま残っています。 帰途アオウミガメやザトウクジラの調査・保全活動を行う施設小笠原海洋センターを見学 そこでは亀仙人にも遭遇 1年を通してウミガメの飼育を行っています。 半日のツアーでしたが、充分満喫。15:30が二見港発なので、それまでに 昼食は近くのレストラン ボニーナでポキ丼を(美味かった)食べ、ビジターセンターで小笠原の歴史や自然を改めて勉強させて貰いました。 戦後、米軍の占領下におかれ、23年後の1968年小笠原諸島は日本に返還、多くの固有種を有する島の保全に島民の皆さんが努力し2011年6月世界自然遺産に登録。 若者にはマリンスポーツで、シニア層にはトレッキングやホェールウオッチングで大自然を楽しめる父島。1度は訪ねて見ませんか。 感動する見送りを受けて戻って来ました。

 
 
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